ダイエットと断食
プチ断食は、数あるダイエット方法の中でも、痩せる効果が期待できるとして、多くの人が取り組んでいます。
3日~4日というごく短い期間の断食でダイエット効果を得るというものが、プチ断食ダイエットと呼ばれている方法です。
ダイエットを行う期間が短いので、体に負担をかけることも少なく、精神的なストレスをあまり感じないといったメリットもあります。
断食という言葉からは、修行的なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、長期間にわたる断食は、それ自体が体によくはありません。
無理をして断食をすると体を壊してしまったり、リバウンドし易い体になってしまうこもと考えられるので、あまりおすすめできません。
もともと、ダイエットをするならば短期間で体重を減らすのではなく、少しずつ時間をかけて徐々に体重を減らしていくというやり方がおすすめです。
とはいえ、食べたいものを食べられず、したくない運動をやる生活は、できれば短く済ませたいと考えてしまう人は多いのではないでしょうか。
ダイエットを続けること自体が、精神的なストレスだと思ってしまうような人もいます。
ダイエットをしている時のストレスは、上手に発散しないと、思わぬ弊害が生じるので注意が必要です。
ストレスの解消のために過食に走ってしまって、場合によってはダイエットをする前より太ってしまったという人もいるようです。
ダイエット時のストレスは、ダイエットに失敗する一番の原因でもあるので、無理なダイエットは禁物です。
一方、期間が明確に区切られているプチ断食ダイエットならば、ゴールが明確であるため、モチベーションが維持しやすいといいます。
断食ダイエットの効果とは
ダイエットにいいばかりが断食の特性ではありません。
それ以外にも、体にいい効果が期待できます。
断食によるダイエットをすることで、老廃物を排出するデトックスの作用もあります。
私たちの体は、毎日食事をすることによって栄養成分を摂取していますが、食事をした後に、外に排出されるまでに通常は18時間かかります。
食事から補給したカロリーと、1日の活動の中で消費するカロリーとのつり合いがとれているかで、体重が増えたり、減ったりすることは誰もが知っています。
食べる量が多いのにも関わらず、運動不足などで消費エネルギーが少ない場合には、体内にエネルギーが余ってしまいます。
消費しきれなかったカロリーは、体内に残り続けることになってしまいます。
消費の追いつかなかったカロリーは、体内に留まり、よくない作用をもたらします。
ダイエットに断食を利用することによって、体内に残っていた老廃物や毒素を一掃し、体外に追い出すことができるため、デトックスに効果的だといいます。
断食を取り入れたダイエットをすると、食事の量が極端に減る為、内臓全体、特に消化器官を休ませる効果があります。
普段から多くのものを食べているという人の場合、間断なく消化器官が機能していることになるため、消化不良の要因にもなってしまいます。
断食によるダイエットは、体重が減る効果だけでなく、食べ物の量が制限される為、消化器官を休ませる事ができます。
断食ダイエットを行えば、体重を減らせることと同時に、体内の消化力がよくなっていることがわかるのではないでしょうか。
断食ダイエットの注意すべき点とは
どういった点に配慮して行うことが、断食ダイエットでは重要になっているでしょう。
断食ダイエットは、自分なりの方法でやらないで、必ず正しいやり方で行うことです。
他のダイエット方法は自己流でも大丈夫な場合が多いですが、自己流の断食は体のトラブルを引き起こしてまう可能性があるので注意が必要です。
断食でダイエットをしたいなら、可能であれば医者から指導を受けたり、断食をするための施設に行ってダイエットをすることです。
費用の問題や時間的な余裕が無い場合には、指導を受ける事はできないことが多いかも知れません。
もしも、1人で断食ダイエットをするのならば、正しい断食ダイエットとは何をすることかについて、十分に下調べをしておきましょう。
断食のやりすぎで体を壊してしまわないように、ダイエットのためとはいっても程度は考えましょう。
断食ダイエットに限った話ではありませんが、ダイエットのしすぎは摂食障害の原因になったり、健康状態を損ねてしまう可能性が出てきます。
いくらダイエットといっても、体調が悪くなるような方法は、やらない方が賢明です。
短期間にいきなり体重を減らそうとするのではなくて、毎月少しずつ体重を減らしていくという感じで、ダイエットはほどほどにしましょう。
長期的に断食ダイエットをしたいのであれば、やはり知識のあるきちんとした指導のできる人に、定期的にチェックしてもらうことが大切です。
もしも断食ダイエットに長期的に取り組みたいならば、実践する上での注意点だけでなく、体重の減り具合や、健康状態への影響も随時確認してもらいましょう。
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